「米国では優秀な学生がベンチャー企業に行く。それが米国の強さである。」
「それに対して日本は優秀な学生がベンチャーに入りたがらない。大企業に入りたがる。」
という主張がある。
そもそも日米では「優秀な学生」の定義が違う。
私はバブル絶頂期の1988年卒だが、我々のゼミのトップは日銀、次は興銀、次は財閥系の都銀と順番が決まっていた。
これに疑問をもたずに頑張る学生が、日本の教育が生み出してきた「優秀な学生」であった。どこの大学も同じであろう。
進むべき方向が決まっていた時代、そういう人材は使い勝手がよかった。必要とされた。
今はそういった時代ではない。過去を否定してでも、新しい方向性と枠組みを作れる人が必要である。
PS
「わかっちゃいるけど変えられない」って声も聞こえそうですが…