グローバル人材のためのプチ情報

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今の日本に必要な人材とは

 

12月1日にNHKのニュースウオッチ9で理化学研究所ベンチャーである株式会社フォトンラボhttp://photon-labo.jp/が大きく取り上げられました。

9人が死亡した笹子トンネルの天井板の落下事故 から10年。「人によるハンマーでのトンネルの打音検査」に代わりに「レーザー打音検査装置 」が開発、社会実装されはじめたという内容でした。

その技術が素晴らしい事は間違いないのですが、私が刮目しているのがフォトンラボ、木暮社長の「絵を描く力」です。

理研、量研、国土交通省、現場のある県、投資家大企業の強みを結集してみんながWIN-WIN関係をつくれる枠組みの「絵」を描くことがとてつもなくうまいのです。

こういった「絵を描く力」をもつ人材を発掘して育てる事が今の日本の教育の最重要課題と思っています。

素晴らしい研究やアイデアでも実際に社会実装されている例は悲しいほど少ないからです。

私の実感から言えば、学校の偏差値と「真っ白なキャンバスに絵を描く力」とはほぼ関係がありません。あっても非常に弱い正の相関関係ぐらいです。

つまり「絵をかけ」と言われてもどんな絵をかいてよいか分からない秀才が多いのです。

偏差値的な秀才は絵をコピーしろと言われれば、さすがに優秀なのですが、今は昭和ではありません。先進国例をコピーして発展できる時代ではないのです。そこには限界があります。

そして「絵を描く力」をもった人材を育てる教育、米国は力をいれていますが、日本はまだ弱いです。組織内でそのような人材を発掘、登用することも少ないです。

「何に焦点をあてて、どういった枠組みの絵を描くか」、それに長けた人材こそが、混迷する今の日本に求められるものです。学歴、年齢は関係ありません。

私は、理研インキュベーションのマネージャーとして木暮さんが絵を描く様子をみていました。その後も定期的にご連絡くださり絵を書き換えている内容をずっと聞いてきました。

それは確かに再現性があるものです。その証拠に木暮さんはこのフォトンラボ以外でも、多くのプロジェクトに参加されて実績をあげられています。

木暮さんの話を聞いてみたいという研究機関や組織の方、直メールでご連絡ください。