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エシカルジレンマ (倫理的ジレンマ)

【雑感】

外国の友人に「日本人は徹底的に受け身だ」と言われました。

それに関連した雑感。

米国のビジネススクールを受験する時、「あなたが経験したエシカル・ジレンマ(倫理的ジレンマ)について書け」とのお題がありました。

エッセイ試験のお題は大体3つなのですが、この質問だけは必ず、どのビジネススクールでも出題されました。

ビジネススクールでなぜ倫理的ジレンマなんだ? 哲学を勉強するわけでもないのに。」と不思議に思ったものです。

それまでの人生で倫理的ジレンマをあまり感じたことがなかったので書く事に困りました。

ところが、よく考えてみると、これがとてもよい質問なのです。

起業した経営者なら、自分の給料を増やすのか、従業員の給料を増やすのか、といったジレンマが常にあります。

小さなところでは、スポーツのサークルで責任者をしていると、普段は練習に出ないうまい人と真面目に練習してるけれど下手な人からレギュラーを1人選ばなければならないことが起こります。

つまり「倫理的ジレンマ」は「最終決定者、責任者になる」という要素と密接に結びついているのです。

その意味で、この質問はとてもよいのです。

実際、倫理的なジレンマを感じたことがない人はそこそこ多いと思います。

それが最初の「日本人は徹底的に受け身だ」という言葉と結びくのです。