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高学歴の人が多い組織の弊害

公平に見て高学歴な人の方が学ぶスピードが速いことは否めません。
 
そして高学歴の人は素直です。
 
数学における虚数などは典型ですが、「根本的には分からないが、そんなものなのだろう」と、多少の疑問は飲み込んで勉強を進めていかないと、大学に入れないからです。
 
頭がよくて素直なので、組織は使いやすいです。採用したくなるでしょう。
 
しかし、その高学歴な人の素直さが日本の変革を阻害していると言わざるを得ません。
 
欧米の多くの国では「なぜこの業務が必要なのか?」を説明しないと人は動きません。その過程で、やるべき業務の取捨選択が自然に行われます。
 
日本には「以前からやっているから」という理由だけで続いている業務が相当に多いと感じます。
 
意味がなくなっていても、「これがなぜ必要なの?」という質問がでないのです。気づいても周りの雰囲気を忖度するでしょう。
 
技術や環境が違ってきているのに同じような業務を続けます。
 
職場は居心地よいですが、世界の中では明らかに遅れていきます。
 
今の時代、組織に多様性が必要と思う理由のひとつです。