先日、CNNのネットニュースを読んでいると、"Buy Milk, Bread and Toilet Paper!"という言葉が目に飛び込んで来ました。内容は主に、アメリカでは大雪の前に牛乳・パン・トイレットペーパーを買いだめするというものでした。
記事の中で、とても印象的だったのが気象学者のRyan WichmanのTweetです。雪の予報をBread and Milk Forecastと表現し、なんと雪が予想される地域に牛乳(大きさがアメリカサイズ)のマークが表示されていたのです!
雪予報をBread and Milk Forecastと表現するアメリカンジョークが面白いと感じると同時に、気象データとマーケティングの関係性について考えました。
今回のように、事前に気象データを利用し、牛乳・パン・トイレットペーパーの需要増加の見込みがあると判断できた場合、卸売業者や小売店は発注・販売数をコントロールできるようになります。つまり、卸売業・小売店どちらもロスの軽減に繋がり、また、発注数を活かして売り上げアップを狙えるのです。
気象データによる需要予測は、食品業界の抱える課題の一部である① 安定供給と無駄の削減②将来の食料不足への対応に役立つのではないでしょうか。さらに、気象データは、食品業界だけでなく、メーカー・物流・加工業界など様々な業界で活かせる場面が期待されます。一度、気象データをマーケティングとして利用してみるのも面白いかもしれませんね。