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ベトナムへの都市輸出に足りないもの

政策研究大学院大学で東大副学長・新領域創成科学研究科の出口 敦教授の話を聞きました。
出口先生、千葉県、柏の葉にアーバンデザインセンター(UDC)を設立運営されてスマートシティとしての街の発展に寄与されてきました。
今では、その成功をモデルとして日本各地にUDCが設立されているそうです。
話を聞いて、成功の必要条件として2点がありそうだと思いました。(必要十分条件ではない)
・大学の存在
柏の葉の場合は東大があります。人材が集まりますし、学生で起業するものもでてきます。共同研究をしたい企業も誘致できます。
・新興地で大きな地権者がいる
柏の葉の場合は三井不動産ディベロッパーとして参画しています。地権者が多いと開発の合意が難しいですが、新興地で地権者が少数だと合意を得やすいと考えます。
で、ここから本題。
講義を聴きながら、思い出したのが東急電鉄ベトナムに開発しているビンズン新都市です。3月にベトナム現地で東急の責任者の話を聞いたのですが、とても面白いプロジェクトであるものの「何かが足りない」といった感じがありました。
それが「大学」であると確信しました。
ビンズン新都市に日本の大学がサテライトキャンパスを出して、学生を送り込んだり、インキュベーション施設を作ったりしたら街も魅力が数倍アップします。
学生も大きな刺激を受けます。ベトナム進出を考えている日本企業は多いです。東急電鉄や現地もとても喜ぶと思います。
実現しないかなー、と思ったので、誰かの目に留まる事を願ってここに記します。