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シアトルって人種的にどんな都市?アメリカ平均とよく似た民族構成

ターゲティングを行う際に、どのような分類を考えられますか?年齢、性別、B2Bなら産業、B2Cなら趣味など、様々な項目が挙げられるかと思いますが、日本ではなかなか考えない、もう一つの項目があります。

割と人種を超えた消費傾向も増えてはきていますが、米国のマーケティングには人種を踏まえたターゲティング(公にしていなくても)も存在します。

シアトルを訪ねたことがあっても、民族構成は?と聞かれて、即座に答えられる人は少ないかと思います。今回は全米平均の民族構成と似た傾向を持つ、シアトル及びキング群の民族構成について2010年の米国国勢調査のデータをご紹介します。

下図が人種と民族構成の円グラフです。

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あれ、ヒスパニック・ラテン系は?を思われた方も多いかと思います。ヒスパニック・ラテン系は別の選択項目となっているため、円グラフには含まれていません。有色人種の割合でいうと、ほぼ全米平均と同じであることが分かります(下図参照)。

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もちろん商品の特長にもよりますが、人種・民族的要素から平均的なシアトルは全米へマーケティングを行う前のテストマーケティングに向いているかもしれません。

 

P.S.2種類以上の人種が5%もいるのも面白いですね。人種・民族を聞かれて2つ以上と答えられるようになったのはここ最近の調査だけですが、過去のものと比べても確実に伸びています。今後はさらに複雑なターゲット区分になるかもしれません。