PPMJ’s diary

日本製品・技術・サービスを世界に広めるピンポイント・マーケティング・ジャパンの日記です

おいしい!と感動するレベルの飲料から学ぶ、マーケティングのHint

アメリカにいると日本の食文化のすばらしさに改めて気付かされるのですが、この間アメリカに来て久しぶりに飲み物でこれは美味しい!と感動したのがHintです。

そして感動するとその裏のマーケティングにも興味が出てくるのは職業柄仕方のないことなのでしょう。売れるものにはストーリーがあります。それを伝える、活用するのが上手なのがアメリカのマーケティングの強みの一つです。

f:id:PPMJ-staff:20170304065613j:plainさて、Hintですが、いわゆる日本でいうデトックスウォーターです。様々なビジネスがもともとは創設者自身の問題解決から始まっているように、この会社もオーナーがダイエットをしたいと思ったときに、味の付いた飲み物で砂糖、化学調味料を使用していないものがなかった…というきっかけから始まっています。

(これを聞くだけで、非常に健康的で良いものだという印象を受けませんか?)

 

自宅のガーデンで近所の人、友人に販売するところから始まったHintは、昨年には米国全土で約90億円まで売り上げを伸ばしています。ここで着目したいのが、どこで手に入るか、という点です。 

アメリカには、オーガニックの物中心のハイエンドなWhole foodsという小売店から、安価な量販店Targetまで、様々なスーパーがあります。そのどちらにも取り入れられている、というのがまずひとつの戦略として成功している部分です。"体にいいものを、ひとりでも多くの人に"というコンセプトが伝わってきます。

次に着目したいのは、FacebookやGoogleなどの企業冷蔵庫に取り入れられているという点です。企業冷蔵庫?と思われるかもしれませんが、多くのIT企業は飲み物や簡単なお菓子、大手であればランチやディナーまで、従業員に提供しているところが存在します。Microsoftのフリードリンクなど有名なものは、聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような企業に取り入れられると、一気にその販売数、そして認知度も伸びます。相乗効果(口コミマーケティング)として、一般小売店での販売も伸ばすことが出来ているのです。

個人的には、この商品、ガソリンスタンドに隣接しているコンビニエンスストアに販売することが出来ればさらに売上を伸ばすことが出来ると考えています。おまり深入りはしませんが、なぜか…というと、アメリカは国土が広いこともあり、ロードトリップをする人たちが多いからです。その際にコンビニエンスストアで買えるものは、割と体に良くないものが多く、ヘルシーなものを求める人からすると、選択肢が少ないのです。

ヘルシーという表記をする以外にも、健康的な食材のマーケティングの方法は幅広く存在します。米国内に限ってみても10年前と、現在を比較すると多くの変化が起きています。今後もいろんな社会の流れを踏まえつつ、適切なマーケティングの選択を行っていくことで、ビジネスチャンスをひろげていきたいですね。