ChatGPTの使い方に関する書籍が毎日のように出版されています。レポート作成、文書まとめ、広告、経理、法務などで活用方法が満載です。
そんな中、英誌エコノミストに人工知能AIの科学の進歩に関する本質的な記事があったのでご紹介します。
2023年9月14日「人工知能はいかに科学に革命をもたらすか」からです。
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人工知能AIの科学への貢献について特に2つの分野が有望視されている。
1つは「文献ベースの発見」である。
ChatGPTスタイルの言語解析を用いて既存の科学文献を分析し、人間が見逃しているかもしれない新しい仮説や関連性、アイデアを探すものだ。
文献ベースの発見システムはある分野の「盲点」を特定し、将来の発見とその発見者を予測することもできる。
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解説
この文章の意味するところは強大です。
科学論文をChatGPA等に読み込ませて、今まで人間が見つけられなかった関連性の仮設を立てさせるというのです。
私の知り合いで専門分野の論文を読むのが趣味という人がいます。しかし、論文は世界中から毎日のようにでてきます。過去の論文も膨大です。すべて読むことはできません。
しかしAIであれば、それを一瞬に読んでいくつかの関連性を見つけて、その原理の仮説をたてる論文を書くことができるかもしれません。
その仮説原理が後に実証されれば、AIの書いた論文がノーベル賞を受賞するかれもしれません。少なくとも受賞レベルであると認められることは十分にありえるのです。