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米国国境に殺到するハイチ人

米国国境の危機がいよいよ本格化してきています。

テキサス州のデル・リオというテキサス州の国境の町に現在14000人のハイチ人が殺到しています。

35000人しかいない町の職員や当局を圧倒しています。

そしてマットレス、果物、おむつ、毛布などをもってくるハイチ人がまだまだ続いています。

ハイチ人の移民の増加は、バイデン大統領が就任した数ヶ月後に始まりました。

今年の夏には、ハイチ大統領の暗殺やマグニチュード7.2地震が発生し拍車をかけました。

またバイデン政権は5月にすでに国内に居住している15万人のハイチ人の一時保護資格を延長しました。

これもハイチ人を刺激したのでしょう。

バイデン政権が困っているハイチ人に人道的ビザを与えているという噂がソーシャルメディアで広まりました。

このハイチ人移民殺到はバイデンの情報発信の結果です。

この1万4000人は入国許可を待っているわけですが、もちろん不法入国しようとして捕まる人もいます。

今年度、国境で警備隊が摘発したハイチ人は28000人近くに上ります。

2020年には4,300人、2019年には2,000人からの急増です。

(ニューヨークタイムス917日版が詳しく報道しています)

ハイチ人の国境殺到にたえきれなくなった米国政府はハイチへの強制送還便を再開しました。

さんざん批判したトランプのパンデミックを理由に移民を追い出す公衆衛生命令「タイトル42」を使ってです。

日本のマスコミはずっとトランプについて「貧困な白人を騙している」とか「Qアノンのような陰謀論を信じるアメリカ人がたくさんいて、彼らがトランプを支持している」といった報道を繰り返してきました。

しかし、トランプが繰り返して主張している真っ当な国境政策についての解説はほとんどありませんでした。

考えてもみてください。大量の不法移民が日本に押し寄せたとします。

海岸で警察に捕まった不法移民(密入国者)が「難民申請します」と片言の日本語で言ったとします。

もし警察が「わかりました。では来月に福岡裁判所にきてください。そこで難民の資格があるか審査します」といってその場ですぐに釈放したら、あなたはどう思うでしょうか?

まして、ほとんどの不法移民が裁判所に出頭せずに日本中に逃亡するとわかっていたら。

「政府は何をしているのだ?」と怒らないでしょうか。

また外国人は「日本の国境はザルだ」と思わないでしょうか?

これが、トランプが一貫して最初から最後まで批判した国境のキャッチアンドリリース政策です。

彼は難民申請はすべて国境管理所にきてやれ、といったのです。

私にはあたりまえのことに思えます。

さらに言えば、米国にあるサンクチュアリティー(聖域都市)も私には理解できません。

ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、ロサンゼルス、サンフランシスコなど「不法滞在であっても基本的人権を侵してはならない」という名のもとに、不法移民を保護し、米国民と同じ公共サービスを受けることが可能としている都市です。

それら都市は警察は不法移民の捜査に協力しません。都市によりますが、低所得者向けの医療保険フードスタンプ(食料費補助)、住宅補助、児童福祉、教育補助、職業訓練、運転免許証交付などを行います。

もちろん税金で運営されます。

いかに人道的処置としても行き過ぎではないでしょうか?

「どうぞ不法移民としてアメリカに来てください」と言っているようものです。

それは合法移民からみても不公平に感じるものです。

また、2020年トランプに対抗する民主党の大統領候補をえらぶTV討論会がありました。

15人ほどの候補者がいたのですが、「入国管理所以外の場所から入国しようとする人は犯罪者だと思いますか?」との質問に手を挙げた大統領候補者は一人もいませんでした。

私は唖然としました。

そんな人を犯罪者として扱わなければ、それはレイプ犯でも麻薬密売業者でもどんどん入ろうとするでしょう。

なぜこういったトランプ支持者のまっとうな気持ちを日本の報道機関は説明できなかったのでしょう?

これ、そんなに説明がむつかしいことでしょうか?

トランプ政権前後の5年以上にわたって、この説明をした日本のTVを見たことがありません。

 

在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説 (mag2.com)