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2016年Black FridayとCyber Mondayの特徴(Shopify)

先週の木曜日がアメリカでは感謝祭(Thanksgiving Day)で、多くの人たちが家族で集い、七面鳥を食しました。

米国における小売の観点からいうと、感謝祭自体は祝日(小売店)となっている場合が多いのですが、その次の日ブラックフライデー(Black Friday)と呼ばれる日と、次週のサイバーマンデー(Cyber Monday)は米国で最もモノが売れる日として有名です。では、今年はどんな特徴が表れたのでしょうか。

実はまだまだCyber weekということでセールが続いているところも多いのですが、ネットショップの大手、Shopifyが 出していた2016年の特徴が面白かったので共有いたします。Shopifyのデータが基となるので、米国全体の数値ではないことをご理解ください。Amazonなど別サイトを含めた数値は格段に増加します。

まず着目したいのは、当日の売り上げの伸びです。11月の平均日の3.1〜3.6倍の売上を達成しています。ピーク時には1分間で$555,716の売り上げを達成しているという状況にまで達しました。

次に、時間帯の差です。Black Fridayのピーク時間はお昼くらいだったにもかかわらず、Cyber Mondayでは夜の9時くらいとなっています。これはBlack Fridayは休みを取って連休にしている人が多いのに比べて、Cyber Mondayは通常通り勤務をしている人が多いという状況が関係しているといえるでしょう。また、同じ理由からBlack Fridayは携帯による購入、Cyber Mondayはパソコンによる購入が多くなっています。

最後に、Black Fridayのグローバル化です。Black Fridayの成り立ち(米国感謝祭の翌日である)からすると不思議な気もしますが、隣国カナダ・メキシコ以外のヨーロッパなどでも実はこの日の売り上げが伸びているのです。同じ英語、という理由でイギリスが最も大きなマーケットになっていることも理解しておきたい部分ですね。

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(上記のフォトフレームは会社の持っている販売サイトで購入したのですが、支払と運送をAmazonが代行していました)

これらのデータを見ていると、思い出されるのは最近よく聞く「越境eCommerce」という言葉ですが、スタート地点として米国を選ぶのは、世界規模の販売戦略としても的確なのかもしれません。

P.S.私は田舎で静かなfamily timeを過ごしていたので実際に小売店に行ってモノを購入することはなかったのですが、小売店で働く知人の感想、ニュースなどではWalmart, Best Buyなどの店舗は特に戦場と化していたようです。特に電化製品は実店舗での目玉商品になっていたようですね。

基データを詳しくご覧になりたいかたは、こちらをご参照ください。

www.shopify.com